鍼灸について(一般の方・患者さん向け)

当院の鍼の特徴は鍼先をツボに当てた際に鈍く重いズーンとしたひびき感覚が生じる筋膜鍼(Verum Acupuncture)です。

使用する鍼はすべて直径0.20〜0.30mmのたいへん細い日本製ディスポーザブル鍼です。

鍼研究会であるSociety for Acupuncture Research (SAR)の年次集会などで発表された鍼の作用メカニズム研究、大規模臨床研究やシステマチックレビューを参考に、解剖学に基づいた質の高い鍼を行うよう努めています。

適応症

 ⑴ 腰痛 ⑵肩こり ⑶ 神経痛 ⑷ 関節痛 

⑸ 五十肩 ⑹ ムチウチ ⑺ 線維筋痛症 ⑻ 肛門痛

など、慢性のこり、痛み、こわばりの症状

筋膜の消炎鎮痛を促進

図右 腰の例:触診やエコーでどの筋膜部位に痛みが生じているのかを確認し、鍼で消炎鎮痛を促します。発痛部位(トリガーポイント)をピンポイントで狙えるのが特徴です。

超音波(エコー)の有効活用

安全かつ効果的に鍼を行うため超音波を活用しています。

胸部など危険部位に鍼をする必要性がある場合にはエコーガイド下で鍼を挿し、安全かつ正確に鍼先をツボに当てます。

Steccoら*によれば慢性の肩こりを持つグループでは原因となる筋付着部の筋膜が肩こりのないグループに比べて厚いことが報告されていますが、この筋膜の炎症による軽度の腫脹=痛みの発生部位(トリガーポイント)と捉え、痛み発生部位が触診で分かりづらい場合にもエコーを使用します。

科学的根拠に基づいた筋膜へのアプローチ

1997年にアメリカ国立衛生局(NIH) 鍼のコンセンサス形成会議が行われて以降、専門家らによる作用メカニズム研究が盛んに行われ、末梢結合組織や中枢神経系での変化が鍼灸の効果に重要な働きをしていることが分かってきています。

当院ではこれらの研究所見を基盤として筋膜にアプローチする筋膜鍼を提供しています。

(Cytoskeletal remodeling of connective tissue fibroblasts in response to static stretch is dependent on matrix material properties. Rosalyn D Abbott, et al. Journal of cellular physiology. 2012.から引用)

(Mechanical signaling through connective tissue: a mechanism for the therapeutic effect of acupuncture. HELENE M. LANGEVIN, et al. The FASEB Journal. 2001.から引用)

灸はよもぎの葉の裏から採れ、チネオールという成分を豊富に含んでいます。これを伝統漢法理論で定められた経穴に乗せて点火し、燃焼させるのが灸です。鍼に比べて灸の研究はあまり多く報告されていませんが、灸は身体中に熱ショックたんぱく質Heat Shock Protein を産生させることが明らかになっており、白血球数の増加などによる免疫力の向上や、冷え性の改善などが報告されています。

当院ではこれらの知見を応用した温灸を行なっています。

療養費

鍼と温灸(全身) ¥6,000

低周波を通電しながら全身のツボに鍼先を当て、ツボ(筋膜)にマニュアル操作を加えた後、温灸を行います。

60分ほどかかります。

鍼(全身)  ¥4,200

低周波を通電しながら全身のツボに鍼先を当て、ツボ(筋膜)にマニュアル操作を加えます。

60分かかります。

慢性症状があるうちは週1回、症状がなくなってきたら隔週で鍼を継続します。

温灸(全身)¥4,200

全身のツボを指圧し、遠赤セラミック温灸器で温灸します。

*Stecco et al. Ultrasonography in myofascial neck pain: randomized clinical trial for diagnosis and follow-up.

Surgical and Radiologic Anatomy April 2014, Volume 36, Issue 3, pp 243–253

朝霧高原治療院

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