終末期患者さんの悪心に鍼が効く
朝霧高原治療院の田中です。雨ですね。
今日は祭日で休みだったので休みらしくゆっくり過ごしました。
先ほどメールのチェックをしていたら「終末期患者さんの悪心を減少させるツールとしての鍼灸」というデンマークの論文が出ていたので抄録だけ流して読んでみました。
鍼が終末期患者の吐き気と嘔吐を軽減できるかについて調べるためにホスピスに入院している患者さん136名を3日間の鍼を受けるグループと受けないグループとに無作為に振り分けて吐き気の症状の変化を記録した。
最終的に鍼を受けた患者さんは52名、受けなかった患者さんが60名となり、鍼を受けたグループでは4人に3人で吐き気が減少し、受けなかったグループでは約半数で吐き気が減少したと答え、鍼は終末期患者さんの吐き気の症状に効く、と結論づけられたそうです。
嘔吐については鍼を受けたグループと受けなかったグループとの間に差が見られなかったようです。
吐き気については手術後の吐き気にも鍼が効くことが多くの論文で示されています。
普段から吐き気に悩まされている患者さんがどのくらいいるのかは分からないけれど、鍼が役に立つようなら使ってほしいと思いました。
お昼は浜松餃子福みつの餃子定食、興津のたい焼き屋、美味でした。ごちそうさまでした。
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