ドーパミンが電気鍼による免疫系の迷走神経調節を仲介する

おはようございます。朝霧高原治療院の田中です。今朝は今読んでいる鍼の論文中に紹介されていた過去論文にパーっと目を通しました。2014年にnature medicineに掲載された論文です。

今のところ抄録部分だけ。

これです↓

敗血症に対する抗炎症戦略があまりうまくいっていなくて病院で亡くなる方が多いようです。それらの原因として単一のサイトカインを治療のターゲットにしていたり、臨床的なセッティングを模した動物モデルの構築がうまくいっていない、ということがあるそうです。

そんな中、著者らは坐骨神経領域への電気鍼が迷走神経の活性化を介して副腎でドーパミンを産生し、全身炎症を抑制することを示しました。

副腎がうまく機能しない患者さんを模して副腎を除去したマウスでは炎症が持続して電気鍼の抗炎症作用が機能しなかったようです。

薬理学的な視点から見ると選択的ドーパミン作動薬がこの電気鍼と同様の効果を示し、感染性、炎症性疾患のコントロールに効く可能性もあるようです。


やることが多すぎて、そして次から次にやりたいことが出てきて追いつきません。

でも優先順位をつけてひとつひとつこなしていこうと思います。

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