妊娠補助療法としての鍼灸
朝霧高原治療院の田中です。今日も朝から鍼三昧で、今は脳梗塞後遺症の患者さんに鍼を挿し終わって通電している最中です。鍼を始めた頃は動かなかった左腕が週に2回ずつ鍼をしてそろそろ1年、「先週くらいから左腕が動く!」といって動かして見せてくれました。鍼してるこちらの方がおどろきの結果です。
さて。今朝は興味を惹かれる新しい鍼の論文が3つも見つかりました。今溜まっているものだけでも4つあるのに追いつきません。でも読みたい。読めばおもしろいから。
そのうちのひとつがこれです。↓
妊娠に関する鍼の効果についてまとめたシステマチックレビューは鍼をしていると着床率が上がり、出生率も上がり、流産率が下がる、そして妊娠中の鍼の利用は安全である、という内容の過去の論文を読んだのが最後でした。2014年だからもう7年前の論文です。これ↓
今回見つけたレビュー論文は2019年のものです。総勢5130名が参加した20の研究の結果をまとめたものです。上のレビュー論文と同様、鍼をしなかった場合と比べて鍼をすると妊娠率と出生率は上がり、流産率は下がる、という結果でした。
受精卵を戻す日の1日以内に鍼をした場合では妊娠率が上がる、と書かれていたのが印象的でした。
続く
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