緑内障に対する鍼

おはようございます。朝霧高原治療院の田中です。昨日の朝、とても久しぶりの患者さんからの着信に気づいたので電話してみたら緑内障と腰痛があるらしく「緑内障には鍼は効かないのか?」ということでした。ほとんどの場合腰痛には多かれ少なかれ鍼は効きます。なので腰痛についてはOK。
でも緑内障で鍼にかかろうとする人は少ないので鍼でどうなるのか実感が無いのです。でも東北大学のグループが緑内障に対する鍼の効果についての論文を出しているのを知っていたのでその内容についてお話ししました。

これです↓
ACUPUNCTURE FOR PATIENTS WITH GLAUCOMA
Masayuki Kurusu MD, PhD,1,# Kei Watanabe, MD,2 Toru Nakazawa, MD, PhD,2 Takashi Seki, MD, PhD,3 Hiroyuki Arai, MD, PhD,3 Hidetada Sasaki, MD, PhD,1 Nobuo Fuse, MD, PhD,2 and Makoto Tamai, MD, PhD2
緑内障に対する鍼の効果を調べるために眼圧と視力を評価した。緑内障の患者さん11人を緑内障のクリニックに広告を出して集めた。鍼は週に2回、5週に渡って行った。眼圧、視力、自覚症状について鍼の15分前と15分後に週1回ずつ、そして4週のフォローアップ中に行った。その結果、眼圧は鍼の15分後に有意に改善し、1週め、2週め、そして5週めと週毎に下がっていった。非矯正視力は3週、4週、5週で有意に改善し、矯正視力は5週で有意に改善した。しかしフォローアップ4週時には有意性は非矯正視力のみにとどまった。
この結果は注意深く解釈するべきであるが鍼灸は緑内障に対する治療に付属して利用されてもよさそうである。

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