Spineに掲載された鍼灸の記事 1

朝霧高原治療院の田中です。今日は朝イチの鍼が終わって昼過ぎまでまとまった時間ができたので最近やりたかったことをしたいと思ってWi-Fiのつながるカフェにきた。

やりたかったのことの一つはSpineという脊椎疾患専門の医学雑誌に掲載された鍼の記事をまとめること。200以上あるのでどこまで読めるか分からないけど抄録だけ読んでまとめていこうと思う。

新しい順に。

1つめはこれ

Spears, Charis A. BAa; Hodges, Sarah E. BAa; Kiyani, Musa BSa; Yang, Zidanyue MBb; Edwards, Ryan M. BAa; Musick, Alexis BSa; Park, Christine BAa; Parente, Beth PA-Ca; Lee, Hui-Jie PhDb; Lad, Shivanand P. MD, PhDa Health Care Resource Utilization and Management of Chronic, Refractory Low Back Pain in the United States, SPINE: October 15, 2020 - Volume 45 - Issue 20 - p E1333-E1341

doi: 10.1097/BRS.0000000000003572


1億人以上の診療報酬明細のデータベースを使って慢性再発性腰痛のマネジメントにアメリカでどんな医療リソースが使われているのか?を調べた記事。

慢性腰痛と診断された後の2年間で、従来医療的な医学管理にもかかわらず改善を認めず手術もしていない55,945名の患者がどのような医学リソースを利用したかを調べたもの。

最初の1年で使った医療費の中央値は年間$6,590、日本円にしてもあまり意味ないかもしれないけど今日のレートで68万5千円くらい。

最も多く受けられていた治療は理学療法で60.2%、次いでカイロプラクティックの50.1%、25.9%がステロイド注射。驚くことに65.7%にあたる36,729名がオピオイド鎮痛薬の処方を受けていたこと。筋弛緩薬は38.0%の21,267名。腰痛マネジメントガイドラインも何のその。

9割の患者は原因が特定できない非特異性腰痛でそのうち42%は1年以内に回復する。

健康保険がどの治療法をカバーしているかも結果に影響する。

2009-2016年のデータらしいが、それにしてもアメリカではオピオイド鎮痛薬がいまだによく使われているのだと実感した。

結局本文を読み進めてしまったけれど、鍼灸に関することは「鍼灸も使われている」程度にしか出てこなかった。でも論文中にFailed Back Surgery Syndromeというのが出てきたので調べてみたらとても興味深かった。

「脊椎手術後痛症候群 FBSS」。

整形外科の先生が書いた記事を読むととても率直な内容で勉強になった。

これ↓

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/37/2/37_275/_pdf/-char/ja

一つ読んだだけで終わってしまいました。


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