うつに対する鍼

以前書いた記事がアップされずに下書きに保存されていたのでアップします。
朝霧高原治療院の田中です。今日はいい天気です。最近はそれなりにやることが他にあったので記事を書いていませんでした。
さて。最近鍼が脳にかなり影響を及ぼしていることが分かり、うつに対する鍼、というのにとても興味があります。ヒトでは機能的MRIという方法を使ってうつに対する鍼の効果についてよく調べられています。

例えばこれです↓
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2213158216301310

2017年に書かれたものですがチャイナとサウスコリアの先生たちに混じってマサチューセッツ総合病院のJian Kong 先生の名前がありますね。「ハーバード大学」の名前があるだけで「読もうか!」という気になるのだからパワフルですよね。研究室の先生にも話してみたんですがそういう側面はやっぱりあるそうです。なるほど。

ところで内容ですが抗うつ薬で治療中の46名の女性うつ患者に本物の鍼、偽の鍼をそれぞれ8週間ずつ行って症状の変化と脳の変化を調べた、というものです。

症状の変化はMontgomery Asbergうつ病評価尺度とうつ性自己評価尺度で評価し、脳の変化は機能的MRIという方法で調べていますが、抗うつ薬に加えて鍼をした群ではうつの症状が大幅に改善し、その変化は負の感情に影響を及ぼす扁桃体や前帯状皮質といった大脳辺縁系と呼ばれる部分を介して起こることが示唆されたそうです。

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