乳がん治療による関節痛と鍼灸
富士市の筋膜鍼 朝霧高原治療院の田中です。
一昨日の米国医師会雑誌JAMAに閉経後の初期の乳がん患者が服用するアロマターゼ阻害剤による関節痛に対して鍼灸が有効であるという記事が掲載されているのを今朝見つけました。
エストロゲン産生を抑制してがんの進行を抑えるこの薬には関節痛の副作用が認められることがあるらしく、そのために服薬アドヒアランスが下がってしまう場合もあるようです。
この研究の第1著者のHershman先生は治療中の患者の50%にこの副作用が出ると述べているようですが、国立がん研究センター中央病院のパンフレットには関節の痛みの副作用は全体の1〜3%と書かれています。
もしこの記事にあるようにたった6回の鍼灸を週1で行うだけでこれらの患者さん方が痛みの軽減を得られるのであれば是非鍼灸を利用してほしいと思います。
0コメント