歯の痛みに対する鍼の効果

暇だったので先日の鍼の学会の抄録集を読みました。少しですが訳したので興味がある方は読んでみてください。

鍼研究において神経因性疼痛、炎症性疼痛、がん関連疼痛、内臓痛モデルなどいくつもの動物モデルが存在する。我々は新たにヒト痛みモデルを作成し、鍼が実験的に惹起された歯の痛みに影響を及ぼすことができるか調べた。この研究で我々は35名の健康な男性に実験的に生じさせた歯の痛みに対して真の鍼、偽の鍼、鍼をしない場合とにランダムに振り分け比較した。BORG CR10痛みスケールと自律神経反応(皮電活性と心拍数の変化)について調べた。反復測定による初期混合モデルには、介入前の疼痛評価と共変量としての試験シーケンスが含まれていた。結果はCohenの平均d効果量が0.56を示し、鍼をしない場合と比較して痛みの強さの軽減に対する鍼の有効性を示した。自律神経反応については真の鍼と偽の鍼との間に差は見られなかった。この研究では歯の痛みモデルを確立し、治療しない場合に比べて真の鍼では受験的に生じさせた歯の痛みに影響を及ぼすというエビデンスを提供した。

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