がん性疼痛の緩和に鍼と指圧が有効
朝霧高原治療院の田中です。先日アメリカ国立がん研究所の「がん治療に伴う症状マネジメントに対する鍼」学会で話し合われた内容のまとめをアップしたばかりですが、なんと1アメリカ医師会雑誌(JAMA)に「鍼と指圧ががん性疼痛の緩和させ、従来の鎮痛療法との併用はオピオイド使用量を減らせる可能性が示唆された」というシステマチックレビューとメタ解析の結果が19日付けで掲載されました。
【以下まとめ】
今回のシステマチックレビューとメタ解析は⑴鍼と指圧は偽鍼や通常治療と比べてがん性疼痛の緩和に関連があるのか?⑵鍼と指圧の組み合わせはがん患者の鎮痛剤使用量の低下に関連があるのか?の2点に焦点を当てて行われた。
患者111名を含む17件の臨床試験のシステマチックレビューと、患者920名を含む14件の臨床試験データによるメタ解析の結果、「鍼と指圧ががん性疼痛の緩和させ、従来の鎮痛療法との併用はオピオイド使用量を減らせる可能性が示唆された」と結論づけられた。
こういった権威ある学術団体や医学雑誌に鍼の有効性がますます取り上げられるようになってきて、鍼が痛みの治療に役立つことはほぼ疑いがなくなってきました。治療院での臨床実績とも一致してます。
より多くの痛みの患者さんに鍼の効果を実感してほしいです。
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