突発性難聴の症例報告

朝霧高原治療院の田中です。今朝もいい天気ですね。今日も一日楽しみです。定期的に歯のクリーニングに通っていますが、今日がその日です。
さて。インフォームドコンセントを終えて突発性難聴の患者さんに鍼を開始しました。もうちょっと調べるか、というところでサーチしたらタイからの症例報告が見つかりました。こんな風によくなってくれるといいのだけれど。

これです。

頑固な片耳の感音性難聴に対する鍼灸の役割は不明だがメニエール病には有効である可能性がある。突発性感音性難聴に対する従来療法に反応しなかった片側の感音性難聴の2症例が電気鍼を受けて完全に回復した。

最初の症例は右耳の難聴と耳鳴りが突然発症した7ヶ月後に電気鍼を受けた46才の女性である。この女性は低〜中程度の高音域の感音性難聴が右耳にあり、時々めまいもあった。

2つ目の症例は右耳に突発性難聴を発症してから6年後に電気鍼を受けた55才の女性である。鍼の開始前には右耳の純音聴力検査の平均は45dBでphonically balanced scoreは88%だった。※phonically balanced score の意味が不明。

4週にわたり12回行った鍼ではどちらの患者も患側のSI19、TE 21、TE18、TE17のツボを使い、補助穴としてTE3、LI4、CV6、CV4、KI3、liv3を用いた。

どちらの患者も最初の電気鍼から3週後に聴力を正常域まで改善させた。有害事象は観察されなかった。このことから電気鍼はメニエール病の可能性が除外できないことから他の治療が失敗に終わった時に遅延期だとしても片側の感覚性難聴の付加的な治療として使える可能性がある。

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