おやすみまえにもうひとつ
Google Scholarアラートから送られてきた論文の10あるうち3つ読んで、残り7つのうちひとつは昼間読んだマケドニアの甲状腺機能低下症に対する鍼の症例報告だったので残り6つ。
気になるのでもうひとつだけ抄録だけ読んじゃおう。
これ↓
Different acupuncture therapies for spastic paralysis after stroke
A protocol for systematic review and network meta-analysis.
江西中医薬大学のグループ。江西省というところは鄱陽湖を挟んで瀬戸物で有名な景徳鎮の反対側。南の方。
タイトルは「脳卒中後の痙性麻痺に対するさまざまな鍼:システマチックレビューとネットワークメタアナリシスのプロトコル」
プロトコル、ってことはまだやってないってことか...、読むのよそうかなと思わせるワード。
脳卒中は世界中の人の健康を脅かす健康問題として浮上しており脳卒中のよくある後遺症である痙性麻痺は世界的に注目されている。現在いくつかのシステマチックレビューが電気鍼、火鍼*、温鍼、員利鍼(下の画像のようなアイテムをツボに圧し付ける)などのさまざまな鍼が脳卒中後痙性麻痺の治療に明らかな有効性があることを示している。この研究ではネットワークメタアナリシスを用いてさまざまな臨床試験の結果を分析し、脳卒中後痙性麻痺の治療に対する効果の違いについて評価を行う予定である。この研究により臨床家にとってどのタイプの鍼が脳卒中後痙性麻痺の治療により有効であるのかを示すことができる。
といった内容です。
*火鍼fire acupunctureは熱く熱して赤くなった鍼をいわゆる阿是穴(圧して気持ちのいいツボ)に素早く挿入する方法らしい。恐ろしい。https://en.wikipedia.org/wiki/Fire_needle_acupuncture
結果が出たら読ませてもらいたいですが、火鍼だけはやりたくないです。熱く熱して赤くなった鍼を挿入するなんて!
おやすみなさい。
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