線維筋痛症への鍼

線維筋痛症は慢性的に全身の痛みが起こってしまう病気です。中年以降の女性に多く、全国で200万人の患者さんがいるのではないかと言われていますが、検査値に異常が出ないので更年期障害や自律神経失調症、不定愁訴などと診断されることも多々あるようです。

この病気に鍼が効くかどうかについてハーバード大学のVitaly Napadow 先生たちのグループが機能的MRIを使った研究を続けています。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/28340147/?i=8&from=napadow

この報告では指圧した際の痛みの起こりやすさによって行う鍼のスタイルを変えた方が良さそうだということが提言されました。

少し圧しただけで痛みが出てしまうような場合には深くひびかせる鍼ではなく、浅くひびかせない鍼の方が効果的だという内容で、この報告は臨床上とても有用です。

線維筋痛症の方に痛みが楽になるかどうか浅くひびかない鍼を試してみて欲しいです。




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