腰部脊柱管狭窄症
富士市の筋膜鍼 朝霧高原治療院の田中です。
歩くのが困難になり、病院で脊柱管狭窄症があると言われ「手術するしかない」と思っていた方が鍼で何事もなかのように改善した、という話が当治療院ではこれまでにけっこうありました。
MRI画像と症状が必ずしも一致しないということを脊椎外科の先生に伺ってからは、とりあえず鍼を勧めてみるようにしてからです。
興味深い報告が知り合いの先生のfbにアップされていたので読んでみました。
脊柱管狭窄症と診断され、治療を続けていても腰下肢痛などの症状がなかなか改善しない、という方は当院のverum鍼を是非試してください。とにかく試してほしいです。
朝霧高原治療院
富士市石坂380-1ゴルヴァティーク1F
【予約制】090-8502-0256
脊柱管狭窄症の有病率と関連する身体パフォーマンス :和歌山脊椎スタディー
Ishimoto Y, et al. Osteoarthritis Cartilage. 2012.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/22796511/
抄録
目的: この研究の目的は人口ベースのコホートで徴候性の腰部脊柱管狭窄症(LSS)の有病率を調査し、徴候性LSSと身体能力との関係をMRIを用いて明らかにすることである。
デザイン: 日本における身体障害に対する骨関節炎/骨粗鬆研究(ROAD )の一部として横断研究が行われ、1009名(男性335名、女性674名、平均年齢66.3才、年齢幅21-97才)が検討された。経験豊富な整形外科医が既往歴を得て全参加者らの身体検査を行った。徴候性 LSSの診断には症状とLSSのX線初見がどちらも存在することが要求された。6 m歩行時間、椅子立ち上がり時間、片足立ち時間がすべての患者から得られた。
結果: 徴候性 LSSの有病率は全体で9.3%であり(信頼区間95% 7.7-11.3)、男性では10.1%(信頼区間: 7.4-13.8)、女性8.9%((信頼区間: 7.0-11.3)だった。性別により年齢増加に伴う有病率に差があった。LSSの有病率は男性では70才以上で年齢に伴う差が少しあったが、女性ではより高率だった。身体能力測定では最大ペースでの6m歩行時間は徴候性LSSとの有意な関連があった(P = 0.03)。
まとめ: 日本全体の人口に類似したコホートでの徴候性 LSSの有病率は10%だった。徴候性LSSに関連した身体能力低下に関連して最大ペースでの6 m歩行時間は通常ペースでの歩行よりも感度指標が高かった。
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