重症の胃腸運動障害に鍼が著効
鍼灸師の田中です。今日はこどもの日でしたね。鯉のぼりがちらほらと目に入りました。外国人観光客にとってはアレなんだ?って感じなのか、それとももう鯉のぼりのことは知っているのか、分かりませんが河口湖は日々外国人だらけです。今朝電話で鍼の問い合わせがありましたがスケジュール帳を持っていなくて予約を入れられませんでした。すみません。
さて。
膵臓がんで膵頭と胆嚢と十二指腸を切り取って、胆管と膵管を空腸につないで、その下の方に胃をつなげるWhipple法というのがあるらしいのですが、これをした後に胃腸が動かなくなって経管栄養や中心静脈栄養を余儀なくされることがあるそうです。
https://youtu.be/68XsPhyMEZA
この手術を受けた後、経鼻栄養チューブを着け、術後の腫れ、悪心嘔吐があり、中心静脈栄養と胃瘻が必要だと評価されていたある68才の男性患者が退院後30日で足三里穴への鍼を受けたところ胃のキャパシティが正常に戻り、普通食が取れるようになった!という報告がありました。そして胃瘻を中止したと。
もし足三里への鍼で胃腸障害がよくなるかもしれないのなら、先日の梁丘とセットで鍼するのを習慣にしてみようかな…膝の上下で簡単にできるし。実は先日自分でたまたま鍼したところでした。両方とも通院してる患者さんにはほとんど全員毎回鍼してるツボです。
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