筋膜絞扼性神経障害
鍼灸師の田中です。雨ですね。
それと関係あるかは分かりませんが、腕の痺れや痛みの患者さんが増えています。
原因はさまざまかと思いますが、筋膜と神経が絡みついて腕や足の痛みや感覚の異常、運動麻痺を生じさせる「筋膜絞扼性神経障害」のレビューが見つかりました。
興味アリアリです🐜🐜
以下要約です。
レビュー:筋膜絞扼性神経障害
Antonio Stecco Carmelo Pirri Carla Stecco
First published: 20 April 2019
https://doi.org/10.1002/ca.23388
絞扼性神経障害は四肢に痛みや感覚障害、運動麻痺などの臨床症状を生じさせる 。さまざまな部位で絞扼が生じるため解剖のまちがった解釈による検査は診断と治療を誤らせる。
このレビューはこの病態に重要な役割を果たす筋膜の解剖について述べる。
神経の周囲には深筋膜、筋間中隔、神経上膜、神経周膜といった結合組織からなる特異的な微小環境が存在する。
微小環境の変化は周囲の結合組織が神経を絞扼し「内的ストレッチ傷害」を生じさせた状態から神経を独立させていく。(The microenvironmental modifications can be translated into change in mobility with consequence decreasing of the independency of the nerve from the surrounding structures lading to entrapments and “internal stretch lesion.” )
この記事で報告されている絞扼は 診断をより困難にさせ、しばしば他のよくある臨床症状と混乱させ、さまざまな症状を生じさせる筋膜組織の重要性を強化する。
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