ひびく鍼、ひびかない鍼

朝霧高原治療院の田中です。いよいよ肌寒くなってきたようで、蒸し暑い季節からようやく脱却ですね。
昨日は午前中は鍼研究、午後は河口湖で鍼でしたが充実の1日でした。午前中鍼の研究をこれからどうしていこうかという雑談の中でいくつか興味深い話が出たのでいくつか紹介したいと思います。

「鍼を深く挿さずに皮膚のすぐ下に沿うように横に挿したら線維筋痛症の患者さんによく効いたけど、やっぱりズーンとさせた方が効くのか?」

これについては2006年に行われたドイツの研究でズーンとひびく鍼と比較するために「ツボでないところに浅く挿すひびかない鍼」を受ける患者さんの群を設定して慢性腰痛の痛みがどうなるのか調べたところ、「ドイツで通常行われている普通の治療に比べて、ひびく鍼もひびかない鍼もどちらも効いた」という結果が出ています 1

伝統的な鍼の教科書にはズーンとする「鍼のひびき」が治療効果の有無に大きな影響を及ぼすと書かれているのでうちでは鍼をひびかせることを重要視していますが、0.3〜1.5ミリの短い鍼がついた皮膚に貼り付けるタイプの「パッチ鍼」にも痛みを和らげる効果がある2ようなので、これからは両方の組み合わせを使っていくのもいいかなと思います。
もうひとつは「鍼が効く人、効かない人というのはいるのか?」という話です。それに対する答えになっているかどうかは分かりませんが「鍼の前に一定以上の利用のカフェインを摂取すると鍼による鎮痛効果が得られにくくなる」3ことが報告されています。

そのため治療院にはカフェインを含まない十六茶を置いてますが、「コーヒー飲んでも全然効いちゃってますよ」という患者さんもいます。
鍼の研究はこの20年で爆発的に増加して、いろんなことが報告されています。論文も1人では読みきれないほど出ていますが、これからもひとつひとつ読み進めて、より「理に適った鍼」を提供できるようにしていこうと思っています。

しつこい慢性のこり、痛みに 朝霧高原治療院 鍼灸

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