甲状腺機能低下症に対する鍼灸の症例報告
こんにちは。朝霧高原治療院の田中です。雨ですね。
マケドニアのシュティプ大学から甲状腺機能低下症の女性に対する鍼灸の症例報告がありました。これです↓
甲状腺機能低下症は自己免疫疾患である橋本病が原因となることが多く、この病気の20%くらいの人に生じるそうです。免疫の異常で甲状腺に慢性の炎症が起こると甲状腺の組織が少しずつ壊されて甲状腺機能が低下してきます。免疫異常の原因はわかっていませんが強いストレスや妊娠、出産などが甲状腺機能低下のきっかけになると考えられています。
甲状腺の機能が低下すると無気力になったり、全身がむくんだり、寒がりになったり、便秘になったりといった症状がでるそうです。
興味のある人はこのサイトに詳しく載っているので見てみてください↓
http://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=41
さて。この症例報告では甲状腺機能低下症と診断された33歳の女性に8ヶ月間にわたり34回の鍼をしたら6ヶ月で薬(チラージン)が要らなくなり、抗TPO抗体値が425から70.3IU/mlに下り、TSHとfT4は基準値内に保たれたとのこと。抗TPO抗体が基準値に下がるまで鍼を継続するそうです。
肩こりや頭痛で鍼にいらっしゃる方の中には橋本病と診断されている方も時々いるので興味を持ちました。8ヶ月で34回なら開始直後2週間は週2でその後週1にするとこんな感じの回数になりますね。
読み終わったら晴空が見えてきました。
今日のお昼はパスタを作ってみました。ちゃんと美味しくできました。
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