台湾からの症例報告

こんばんは。朝霧高原治療院の田中です。

今日も雨でしたね。

読みたい鍼の文献が山積みですが、今日ももうこんな時間になってしまっています。

←23:55

でもとにかく読み進めれば進むし、読まなければ止まってしまうので少しずつでも読んでいこうと思います。


さて。

口腔潰瘍、口内炎に対する鍼のシステマチックレビューです。

これ↓

https://journals.lww.com/md-journal/Fulltext/2020/07170/A_systematic_review_and_meta_analysis_of.123.aspx

背景:口腔潰瘍(OU)は明らかな痛みを呈するよくある口腔粘膜疾患であり、口腔海洋に鍼が効くことがいくつかの研究で確かめれらているが、それらに対するシステマチックレビューやメタアナリシスは不足している。我々の木t形は口腔潰瘍に対する鍼の効果および安全性を評価することである。

方法:

Methods: 適切な無作為化比較研究(RCTs)、擬似RCTs、非RCTsが電子データベースカラスステマチック検索によって特定される予定である。

・・・・

あれ?・・・予定?・・・またですか・・・

「これからやりますよ〜」っていうのは出さないで欲しいな・・・

どうしてこういうの出してくるのか、決まってチャイナのグループです。

いつもガッカリさせられてます。「これについて研究したらこうでした」っていうのを読みたいです。


気を取り直して次の論文。

次は台湾のグループ。

Therapeutic effects of acupuncture on sensory ataxia after a cerebral hemorrhage: A case report

Lu, Kuan-Yu ら,

https://journals.lww.com/md-journal/Fulltext/2020/07170/Therapeutic_effects_of_acupuncture_on_sensory.59.aspx?context=LatestArticles

序論:感覚性運動失調は動作のコントロールへの感覚入力の障害による動的バランス不全である。片麻痺、体性感覚障害、バランス障害といった脳卒中の後遺症は明らかな身体不自由の原因となり、患者のQOLに影響を及ぼす可能性がある。リハビリプログラムに加えて鍼は脳卒中患者に施されてきており、脳卒中リハビリテーションにおける保管治療として推奨されている。

患者:70歳の男性が突然意識消失を発症した。脳CTは硬膜下出血およびくも膜下出血を伴う脳内出血を示した。

診断:脳内出血性脳卒中と診断された。

介入:直ちに開頭し血腫除去術を受け、両側半身麻痺を伴って3週間後に目覚めた。

・・・あれ?

これ読んだことあるぞ?

まあ英語の練習にもなるし読んじゃうか・・・

両側の半身麻痺(左より右のほうが弱い)、位置覚障害、触覚受容障害を伴い3週間後に目覚めた。それからリハビリ療法を受け始め筋力と静的バランスは明らかに改善したが、右下肢の位置覚の触覚受容の改善は見られずプラトーに達した。その後湧泉(KI1)、通天(BL7)、後谿(SI3)への鍼を受けた。

結果:リハビリプログラムを3年間受けて患者の歩行能力は改善したが固有受容性感覚と動的バランスの障害は持続した。固有受容および動的バランスは患者が鍼を、特に湧泉(KI1)への鍼を受けたのちに有意に改善した。

結論:神経障害の回復、日常生活動作の改善、脳卒中後のバランス不全の改善に対する従来のリハビリ療法と鍼の組み合わせの臨床効果を調査した。我々はこの報告が将来のよくコントロールされサンプルサイズの大きな定量的客観的研究を推進することを望む。


本文で気になったこと。それは足の裏の経穴、湧泉にどのくらいの太さの鍼をどのくらい挿入したのか?ということだった。太さはチャイナゲージで36ゲージ、長さ1インチとかいてあったけれど、それではどのくらいの深さまで入れたのかはわからない。ただ、チャイナゲージで36というのは日本でいう3番鍼、直径0.20mmなので太さとしてはそんなに太い鍼じゃない。


歯を磨きながら読みました。もう寝ます・・・おやすみなさい💤😴

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